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Heroku 実行基盤の Ruby のバージョンを変更する方法

最終更新: 2015-03-31 (火) 21:53:16 (2920d)

Heroku の管理 - Heroku アプリケーションの管理

目的

Heroku の実行基盤として利用している Ruby のバージョンを確認する方法と指定する方法を覚えることです。

概要

Heroku の実行基盤には標準の Ruby バージョンが設定されています。2013/07/15 現在の標準の Ruby のバージョンは 2.0.0 です。

何らかの障害を回避するために旧バージョンを利用したい場合、Gemfile を書き換えることで使用するバージョンを変更できます。

現在利用している Ruby のバージョンを確認するためには以下のコマンドを実行して下さい。

heroku run 'ruby -e "puts RUBY_VERSION"'

次に利用する Ruby のバージョンを指定する方法です。以下、Gemfile でバージョン 1.9.3 を指定する場合の事例です。

source "http://rubygems.org"
ruby "1.9.3"

指定できるバージョンは以下の通りです。

※ 2013/07/15 現在

  • 2.0.0
  • 1.9.3
  • 1.9.2
  • 1.8.7
  • 1.9.3-jruby-1.7.0
  • 1.8.7-jruby-1.7.0
  • 1.9.3-jruby-1.7.1
  • 1.8.7-jruby-1.7.1
  • 1.9.3-rbx-2.0.0dev
  • 1.8.7-rbx-2.0.0dev

これ以外のバージョンを指定しようとすると以下のような例外が表示され、デプロイが中断されます。

!     Invalid RUBY_VERSION specified
!     ... 以下、有効なバージョンが列挙されます ...

確認用サンプル

確認用の単純な Rack の Web アプリケーションサンプルを提供します。

この Web アプリケーションは動作中の Ruby のバージョンを表示する単純なものです。

Gemfile を書き換えてデプロイすることで実行基盤の Ruby のバージョンが確かに切り替わったことを確認できます。

使い方は以下の通りです。

  • example.zip を解凍してください。
  • Gemfile を書き換えて下さい。
  • 以下のコマンドを実行して下さい。
heroku create
bundle install
git add .
git commit -m "commit example"
git push heroku master
heroku open

参考

コメント

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