Heroku の管理 - Heroku アプリケーションの管理
目的
Heroku の実行基盤として利用している Ruby のバージョンを確認する方法と指定する方法を覚えることです。
概要
Heroku の実行基盤には標準の Ruby バージョンが設定されています。2013/07/15 現在の標準の Ruby のバージョンは 2.0.0 です。
何らかの障害を回避するために旧バージョンを利用したい場合、Gemfile を書き換えることで使用するバージョンを変更できます。
現在利用している Ruby のバージョンを確認するためには以下のコマンドを実行して下さい。
heroku run 'ruby -e "puts RUBY_VERSION"'
次に利用する Ruby のバージョンを指定する方法です。以下、Gemfile でバージョン 1.9.3 を指定する場合の事例です。
source "http://rubygems.org" ruby "1.9.3"
指定できるバージョンは以下の通りです。
※ 2013/07/15 現在
- 2.0.0
- 1.9.3
- 1.9.2
- 1.8.7
- 1.9.3-jruby-1.7.0
- 1.8.7-jruby-1.7.0
- 1.9.3-jruby-1.7.1
- 1.8.7-jruby-1.7.1
- 1.9.3-rbx-2.0.0dev
- 1.8.7-rbx-2.0.0dev
これ以外のバージョンを指定しようとすると以下のような例外が表示され、デプロイが中断されます。
! Invalid RUBY_VERSION specified ! ... 以下、有効なバージョンが列挙されます ...
確認用サンプル
確認用の単純な Rack の Web アプリケーションサンプルを提供します。
この Web アプリケーションは動作中の Ruby のバージョンを表示する単純なものです。
Gemfile を書き換えてデプロイすることで実行基盤の Ruby のバージョンが確かに切り替わったことを確認できます。
使い方は以下の通りです。
- example.zip を解凍してください。
- Gemfile を書き換えて下さい。
- 以下のコマンドを実行して下さい。
heroku create bundle install git add . git commit -m "commit example" git push heroku master heroku open
参考
- herokuのrubyのバージョン指定 / チュパカブラの勉強日記
- ほとんどここに書かれていた内容をお借りしました。
- 確認のため記事を書きながら実践したのと、情報集約の観点から記事を載せることにしました。
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